最近、メディアで取り上げられることが増えている冷凍自販機がどのような層に利用されているのか気になる人は多いでしょう。
当記事では冷凍自販機の購入層について、設置場所ならびに商品ごとに詳しく解説します。
ターゲットとなる購入層に向けて冷凍自販機を設置するポイントも紹介します。
【結論】冷凍自販機の購入層は幅広い
コロナ禍を受けて、非対面で購入できる自販機が注目されています。
24時間いつでも購入できることやキャッシュレス決済が可能な点も自販機が支持されているポイントです。
中でも惣菜やスイーツ等、これまでになかった商品が登場しているのが冷凍自販機です。
多種多様なメディアで特集が組まれていることもあり、冷凍自販機での購入層も幅広い年齢層へ広がっています。
そのため、冷凍自販機の設置に興味を持つ人も増えていますが、冷凍自販機の設置場所や商品によって購入層の傾向はさまざまです。
設置場所ならびに商品による購入層の違いを押さえ、商品ごとの戦略を立てることで、冷凍自販機の売上を最大化できる可能性が高まるでしょう。
設置場所ごとの購入層を解説
自販機は設置場所によって購入層が異なる傾向にあります。
冷凍自販機はスーパーや住宅地の最寄り駅に置かれているケースが多いです。
冷凍自販機の設置数はまだすくないものの、駅構内にも多くの自販機が置かれています。
ここでは駅構内・スーパー・最寄り駅の3つの場所について、主な購入層や購入の目的を解説します。
駅構内:サラリーマンや学生
冷凍自販機が置いてあるケースはまだ少ないものの、自販機の利用が多い場所の一つが駅構内です。
駅構内はサラリーマンや学生が主な購入層です。
販売されている商品は缶やペットボトルの飲料が中心ですが、最近は菓子やスイーツ等の食品類や、マスクや除菌シートといった生活雑貨を取り扱う自販機も登場しています。
電車の待ち時間という非常に短い時間でも、自販機であればサッと買い物ができる点が支持されていると考えられます。
スーパー:買い物客の「ついで買い」
スーパーに設置されている自販機の購入層は買い物客です。
中でもスーパーで買い物した際に、ついで買いしているケースが中心となっています。
冷凍自販機で販売している商品は、スーパーの店内の惣菜よりも少し特別感があることが特徴です。
そのため惣菜には抵抗がある人でも買いやすいといえます。
主婦が食事のメニューを一品増やすために買ったり、一人暮らしのサラリーマンがおかずやつまみとして購入したりといった使い方をされています。
最寄り駅:仕事帰りの主婦や会社員
駅の改札外やいわゆる駅ナカにある冷凍自販機は駅構内とは異なり、仕事帰りの主婦や会社員が主な購入層です。
夕食を作る手間を省くため、解凍するだけやあたためるだけで食べられる冷凍自販機の惣菜を利用する人が増えています。
冷凍自販機はレジを通す必要がないため、スーパーやコンビニよりも買い物に時間がかかりません。
手軽に購入できる点も家事の時間を減らしたい人によく利用されている理由です。
商品ごとの購入層を解説
定番のアイスに加えて、最近の冷凍自販機ではさまざまなジャンルの商品を販売可能です。
冷凍自販機の商品によっても購入層は異なります。
ここでは冷凍自販機の主な商品である麺類・惣菜系・スイーツについて、主な購入層を解説します。
麺類:幅広い購入層
麺類は冷凍自販機で取り扱っている食品の中でも人気が高いジャンルです。
特にラーメンはYouTubeを通して認知が広がったこともあり、購入層が幅広いのが特徴です。
さらに幅広い年齢層が利用する商品であることから、麺類の冷凍自販機は高速道路のサービスエリアや商業施設内等、さまざまな場所に設置できます。
冷凍自販機の麺類は、その場で食べるのはもちろん、持ち帰って食べるために購入されるケースもあります。
ご当地グルメのように地域性を打ち出す工夫をすることで差別化すれば、お土産としての需要も期待できるでしょう。
惣菜系:ファミリーや単身者向け
惣菜系の商品は冷凍自販機の定番といえます。
特にショッピングセンターや駅に設置されている惣菜系自販機は、ファミリー層やサラリーマンから支持されています。
スーパーや駅のように住宅地に近い場所に設置されている冷凍自販機の惣菜は、自宅で食べる夕飯のおかずとして主に主婦や会社員が購入しています。
スイーツ:若年層から人気
冷凍自販機の商品として最近特に注目されているジャンルがスイーツです。
これまで冷凍自販機で販売されるスイーツといえばアイスが定番でしたがここ数年、ショートケーキやレアチーズケーキといった洋生菓子やクッキー、マドレーヌといった焼き菓子を販売する自販機が増えています。
味だけでなく、自販機で販売することを踏まえてパッケージにこだわったものが多いのが特徴です。
そのため流行に敏感な人やSNS投稿目的の人、主に若年層から人気を集めています。
冷凍自販機設置のポイントは4つ
わずかなスペースでも設置できる冷凍自販機は、購入層や設置場所にこだわることで大きな売上を狙える可能性があります。
そのためには、設置場所や販売する商品を決める前の準備が大切です。
冷凍自販機設置に向けて、押さえておきた4つのポイントを解説します。
どの層に向けて販売するかを明確に
まずは自社がどの層に向けて商品を販売したいかを決めましょう。
ターゲットとなる購入層を明確にすることで、売上が狙いやすい冷凍自販機の設置場所を絞ることが可能になります。
駅や商業施設のように多くの人が集まるエリアであっても、ターゲットとしている購入層に当たる人の利用が少なければ、大きな売上は見込めません。
過去の販売データから、商品がどのような層から支持を集めているのかを分析した結果を参考にする方法もあります。
ターゲットの行動エリアを分析
狙いたい購入層が明確化されたらターゲットの行動をリサーチし、行動エリアを分析します。
ターゲットがよく立ち寄る場所を中心に、冷凍自販機の設置場所の候補となるエリアを絞っていきましょう。
併せて、アンケートの実施も効果的です。
冷凍自販機の利用意向や、販売予定の商品を購入したくなるタイミングを尋ねることで、思わぬ潜在ニーズが掘り起こせるかもしれません。
座談会やインタビューでさらにていねいにヒアリングするのもよいでしょう。
具体的なエリアに落としこむ
ターゲットの行動エリアから、さらに具体的なエリアへ落とし込んでいきます。
冷凍自販機の設置を決める前に、目星をつけたエリアに直接出向いて、実際の人の流れや傾向を見てみることも大切です。
人気化すれば商品目当てに冷凍自販機まで足を運ぶ人もいると考えられますが、まずは人が集まるエリアに設置するのが基本といえますが、時間帯や曜日によって、人の動きが大きく変わることもあります。
行動エリアの分析で得られた結果、ならびに現地調査の結果をもとに慎重に設置場所を決めましょう。
ターゲット層への商品開発や選択
1台の冷凍自販機で複数の商品を取り扱える場合もあります。
ここまでに入手した情報やデータをもとに、具体的な商品を決定しましょう。
主婦を狙ってスーパーに設置するのであれば惣菜、ショッピングセンターを訪れるファミリー層がターゲットであれば子どもでも食べやすい惣菜やスイーツが商品として考えられます。
商品を新しく開発する場合は、ターゲットに刺さる味やパッケージになるよう工夫することがポイントです。
冷凍自販機の設置や商品仕入れなら味チョクへ!
コロナ禍をきっかけに、少しのスペースでも設置できる冷凍自販機の導入を検討している人は多いでしょう。
冷凍自販機で取り扱える商品は麺類や惣菜、スイーツ等さまざまです。
商品を開発または選択する際は、設置場所によって異なる購入層に合わせるのがおすすめです。
自販機用商品に特化している味チョクは、設置場所や商品仕入れについて豊富なノウハウを持っています。
冷凍自販機の設置を検討している人は、味チョクへぜひ一度ご相談ください。
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